家の近くに、日展に多々入選しておられる鍛金の仲村渉先生のお教室がある。
電気屋さんやデザイナーなど大人の男性が4,5人やって来て、それぞれ思い思いの物を作っている。
皆凄く凝っていて私は何時も驚かされる。
今日もやに台に銅板を付けて、魚の「あじ」を彫ッている人があった。
また急須を一枚の銅板から叩きだそうとしている人もいた。
皆真剣なのでとても楽しい。
私が今作っているのは,銅板で7,8センチの大きさの一輪差し。
今日は2枚の銅板を張り合わせたのだが、初めは溶接を試みた。
しかし溶接はむつかしい。
学校や職場で見ていると楽にやっているようだが、見ているのとやるのでは大違い。
先生が用意して下さったのにあっさりやめてしまった。
申し訳ないと思ったがいやはや難しい。
結局ハンダ付けで付ける事になった。
私の家では「火」が使えないマンションなので、ガスバーナーを使う時には大変気を使う。
なのに先生のところでは簡単にレンガ一個の上でやるので、凄く怖かった。
結局は先生が殆どやってくださったので、周りを焦がすことなく済んだ。
助かった。