蓋つきぐい飲みを作るつもりで作業を始めた。
自分が飲むための物なので少し小さいが、筒型が出来たら竹の模様を付けたくなった。
作家というものは多分何をどのように作るかを初めから考えると思うが、私はいきなり作り出し、最後がどうなるか自分でも予想が付かない。
この性格は何とかしたいと思っているがやめられないのだ。
竹模様がぐい飲みとして合うかどうかは疑問だが、昔、竹の葉をデザインして小箱を作ったのを思い出し、どうしても付けたくなった。
一応は竹藪を見に行って写真も撮り葉や茎は見て来た。
しかしほぼ出来てから気が付いた。葉の大きさや、茎と葉の関係などは無視している。
自分ではちゃんと作ったつもりが、どうしてこうなるのか?
ぐい飲みとしてもこれでは使えない。
純銀なので勿体ないのだが、蓋は途中で作るのをやめた。
用途は別に考えよう。
気ままな性格は何時になったら治るのか?