MY酒杯を作ってみようと銀粘土で形を作った。
蓋つきは珍しいと思う。
下の部分はこうなる。
もう少し口の部分は薄くするつもりだが、中は金伯を張るつもりだ。
ところがグルグル巻いた下の足の部分がいい加減だったせいか、焼成したら平らにならずがガタガタとゆれた。
全体を削る前に下だけは平らにするつもりで、下の部分をハンマーで叩いてみた。
3度叩いた時、まるでスプーン曲げのように首がぐにゃりと曲がり、上の部分が横に倒れた。
下の部分以外は触っていないのに何故か?
私は気持ち悪さに驚いた。
倒れた方と反対側をたたいてみた。すると今度は頭を持ち上げてくる。
写真のような具合に少しずつ頭を持ち上げて来た。
この酒杯は粘土状の時には、小さなひび割れがあちこちに出来た。この夏の暑さのためだろうか。
同じものをもう一つ作っておいたが、それにはひび割れが出来なかった。
そして何度焼いても同じように斜めに頭を振る。
4度も焼成しなおしたが、結局まっすぐに立たず、全体がよれよれになってしまった。
まるで生き物のようで怖かった。